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創業にあたり

創業にあたって、2011年、目に見えぬ不安に怯えて過ごしながら
見知らぬだれかを想い、
なんだか気恥ずかしい気持ちで、そっと募金箱に500円玉を入れたことを思い出します。

2015年、地方創生の仕事で全国各地を飛び回る中、会津若松市を訪れたときのことです。
赤信号で停車した際、たまたま大熊町の仮設住宅の道路標識を見つけました。

その標識は“応急仮設住宅団地”と書かれながら、それ自体がアルミで、
たやすく外れないよう電柱にしっかりと括りつけられた“常設”のものでした。

あれだけ苦悩し、絆を呼びかけあったメディアも私たちも、
4年後にはすっかり過去のものとして処理してしまっていることがある。
あのとき叫んだ「絆」とは何だったのか。見知らぬだれかに届けと、
まさに必死の思いで募金をした意味は一体何だったのかと、
心から自分を恥じました。

それからというもの、己の刹那的感情を消化するためだけの
一方的な助け合いでなく、できる範囲で構わないから、
一人一人が継続的に支え合うことのできる助け合いの仕組みはないのか模索し、
迷う日々が続きました。

そこで出会ったのが新しい保険のコンセプト「P2P保険」でした。
我々は、ITの力を使うことで、「助け合い」を現代にふさわしい形で
復権させたいと考えています。
それは、誰もが、かんたんで、無理なく、継続的に支え合えるような仕組みです。

2011年から7年も経ってしまいましたが、
2018年、やっとその大きな目標へ向けた一歩を踏み出すことができました。
これからのFrichの活躍に、ぜひご期待ください。

Frich CEO
富永 源太郎
コーポレートカラー

Frichのコーポレートカラーは「白」と「黒」です。
保険に関する事業を生業にする場合、誠実さを表す「青」や
調和・自然を表す「緑」を使う方が自然かもしれません。
しかし、Frichのコーポレートカラーは「白」と「黒」です。
これには2つの意味があります。

1. どんなときも、誰もが自分の色で輝いていて欲しい。

どんな絶望的な状況になったとしても、困難に打ち勝ち、
人生に希望を見つけ、自分自身の人生を歩んで欲しい。
Frichはそのための「助け合い」の場を提供します。だからFrichに色は不要なのです。
人生に希望という名の色をつけるのは、誰でもない自分自身だと思うからです。

2. 感謝と決意

「白」は創業のきっかけを与えてくれた会津の雪、「黒」は会津の大地を表しています。
あの日、あの仮設住宅の看板に出会わなければ、Frichはありませんでした。
創業のきっかけを与えてくれた会津の雪と大地への深い感謝と、
今もまだ幾多の困難に苦しんでいる大熊町をはじめとする被災者の方々に対し、
浅薄な正義感で「助け合い」を費消するようなことは絶対にしない、させないという
固い決意の意味が込められています。