当社は、神戸新聞社主催(共催 神戸市役所)の「アンカー神戸先行実証プロジェクト」において、神戸市における自助・共助・公助のあり方について議論を深めています。
神戸市職員のみならず、ミュージシャン、大学講師、主婦、起業家、学生・・・など神戸市の様々なバックグラウンドをもつメンバーがごっちゃになって議論をしてる大変ユニークな取組みです。
さて、このプロジェクトでは、自治会というビークルが注目されています。
自治会というと、どうしても面倒・古臭いというイメージがつきまといますが、ビークル自体は極めて有用なものです。
震災時、自衛隊や消防があれだけ必死になっても、救い出せたのは全体の20%。災害発生時に大きな力を発揮するのは、結局のところ隣近所、地元の友人・・・であるという事実。「人と人とが繋がっていること」がいかに重要か思い知らされます。
プロジェクトでは、自治会という集団は、地域の防災レジリエンスを高めるための一つの有効なビークルであることは間違いないと考えています。
一方、SNSをつかった「緩やかな人間関係」に慣れ切った現代人からすると、自治会というのは、断ち切りがたい地縁にがんじがらめにされるような負のイメージがあります。
また、ひとたび自治会長に任命されようものなら、すごくアナログなやり方で平日の夜もつぶして取り組まねばならない、大きな負荷があるものに感じる人が多いようです。
社会的に極めて有益な仕組みなのに、それがうまくアップデートされず、使いこなせていない。まさにP2P互助としてアップデートすべきだと感じています。
ちなみに、自治会の課題と解決策をまとめた動画がこちらです。
この動画のナレーションは、参加メンバー(主婦)の娘さんが、たまたま放送部に所属していることが判明したことから、彼女に担当してもらいました。
(プロ顔負けのクオリティで大人たちは驚愕しました!)
神戸スマートコミュニティ
https://www.youtube.com/watch?v=K66eTPgLimg
FrichのP2P互助が目指すものは、まさにこうした日本古来の取り組みのアップデートに他なりません。
現代にはまらないものをバッサリ切り捨てるのではなく、時代環境に合わせて受け継いでいく。後世につながる活動を、ここ神戸で創り上げていきたいと思っています。
Not just Insurance, but Mutual aid!!
*アンカー神戸先行実証プロジェクトから、一部の資料を抜粋しています。